授業の概要(150文字程度) |
心理学は主として人間の行動や心を研究する学問であり、研究方法は科学的なアプローチがしばしば用いられる。本講義では、心理学の中でも医療と関係の深い領域を選択し、心理学が対象とする「こころ」の捉え方を習得する。特に、医療従事者が接することの多い、患者や利用者を理解するための基礎力を学習する。 |
到達目標 |
・客観的に人間を捉えることができる。 ・心理学的な考え方を習得する。 ・人間の「こころ」のメカニズムの基礎を理解する。 |
学位授与方針との関連 |
患者あるいは対象となる個人やその家族等と共感を持って接することができて、円滑なコミュニケーションをとることができる。 社会人として、また医療人として豊かな人間性と高い倫理性を備えている。 チーム医療の一員として同僚や他職種の人と協調性を保ちつつ積極的に関わることができる。 |
授業計画表 |
回 | 担当教員 | 授業テーマ | 授業内容・方法 |
第1回 | 足利 学 | 心理学とは | 心理学の歴史・心理学の研究方法 |
第2回 | 足利 学 | 発達の基本的理解 | 発達とは・発達段階 |
第3回 | 足利 学 | 学習と認知 | 学習理論・行動主義・認知・記憶・忘却・思考 |
第4回 | 足利 学 | パーソナリティの理解 | 人格・類型論・特性論 |
第5回 | 足利 学 | パーソナリティの測定
| 質問紙法・投映法・行動観察 |
第6回 | 足利 学 | 適応機制 | 葛藤・フロイト・自己防衛 |
第7回 | 足利 学 | 心理テスト | 心理テストとは・信頼性・妥当性 |
第8回 | 足利 学 | 心理カウンセリング | 心理カウンセリングの意義・効果・種類 |
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授業時間外の学習 |
1回の講義ごとに配布資料活用して復習すること |
目安時間 |
各回30分程度 |
教科書 |
適宜プリントを配布する |
参考文献等 |
講義中に適宜紹介する |
成績評価の方法 |
レポート(100%) |
授業に関する実務経験 |
臨床心理士・公認心理師として精神科病院、総合病院の小児科での実務経験がある。また、スクールカウンセラーとして、中学校や高等学校で活動していた。 |
オフィスアワー |
木曜日:16時30分~17時 |